こんにちは!
今回は歯周病について詳しくお話したいと思います。
まず、歯周病は大きく分けて、歯肉炎と歯周炎とがあり、さらに噛み合わせに関係する咬合性外傷に分けられています。今回は歯肉炎と歯周炎についてお話します。
まず歯肉炎についてです。
歯周病の初期の段階では、炎症が歯と歯ぐきに起こり、歯と歯ぐきの境目が赤くはれたり、触れると出血したりします。健康な状態と比較すると、歯ぐきが腫れて盛り上がるので、歯肉と歯の境目の溝が深くなります。これを歯肉ポケット(仮性ポケット)と呼びます。この段階では、炎症を起こしている箇所が限られているので、早く発見して、歯と歯ぐきの周りのプラークを歯ブラシでキレイに除去すれば、健康な状態に戻すことが可能です。
歯肉炎の症状が進行すると、歯周炎となります。歯ぐきの腫れや出血だけでなく、歯と歯ぐきの境目の部分が壊れてしまい、隙間が深くなり歯周ポケットを形成します。その隙間にプラークが進入してしまうと、どんどん根の先の方まで破壊されていきます。根の先の歯根膜繊維や歯槽骨まで破壊されてしまうと、歯がグラグラと揺れるようになってしまい、最終的には抜けてしまうことがあるのです
症状としては歯ぐきの腫れ、出血、ポケットからの排膿、口臭などがみられます。歯ぐきの炎症が急激に生じると、高度な腫れや強い痛みを伴うこともあります。
歯周病はこれら症状がみられます。初期状態であれば健康な状態にすることもできます。ですが、症状が進行してしまうと最悪歯が抜けてしまいます。歯が抜けてしまってからでは新しく歯は生えてきません。
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