こんにちは!
歯科用語で歯がない事を欠損歯といいます。字の通り、歯が欠損しているという意味です。この欠損歯には、先天的なものと後天的なものがあります。
先天的な欠損歯とは、もともと歯がないことをいいます。歯が生えてくるときに、歯の元となる歯胚が作られないため歯がない状態になってしまうことです。これは乳歯にも永久歯にもあり、どちらも生えてこない場合もあれば乳歯は生えてきたのに、永久歯は生えてこない等、さまざまです。
永久歯に生えかわる時期なのに、乳歯が抜けようとしないのはもしかすると永久歯がないからかもしれません。通常は永久歯が下から生えてくるため、乳歯は自然と抜けようとします。ですが、永久歯の歯胚がなく、根元からの刺激がないと乳歯は残ったままとなってしまいます。
乳歯のまま生活することも不可能ではありませんが、他の歯よりも小さいため、その他の歯のバランスが悪くなったり、30歳を目途に乳歯は自然と抜けてしまうので、ずっと使うことはやめた方がいいでしょう。
先天的な欠如歯はレントゲンを撮ることで、永久歯が存在するかどうか判断が可能です。もし、なかなか永久歯が生えてこない場合は歯科で一度相談することをオススメします。
後天的な欠如歯というのは、歯が抜けたことをいいます。虫歯の放置や歯周病、事故など、歯が抜けてしまう原因は様々ですが、抜けてしまった歯のことを言います。
歯が抜けてしまった場合、放置をするのはよくありません。
抜けた歯の両側の歯が、抜けたスペースに移動してしまい、歯並びが悪くなってしまったり、噛み合う歯が抜けたスペースにむかって伸びてくることがあります。そうなることで全体の歯並びや咬み合わせが狂ってしまい、肩こりや頭痛など体に与える影響もあります。
また、噛み合わせが合わなくなると、顎関節に影響を与えてしまい、あごに痛みを生じる顎関節症になる可能性もあります。
歯は一つでも欠けてしまうと全体のバランスが乱れてしまいます。先天的な欠如に関してははっきりとした原因が解明されていないので予防することは難しいです。そのため、永久歯が生えてくるころにしっかりと歯科で診察を受け、早めの対処をオススメします。
後天的な欠如に関しては歯周病などの病気による歯の喪失がほとんどです。病気については日頃から歯磨きをしっかりとしたり、歯科でのクリーニングを定期的に行うことで防ぐことができます。
お口の健康を守るためにも、日頃から意識をして生活することが大切です。
また、既に歯が欠如している場合は、歯科治療で治すことができます。歯が生えてこない部分、抜けてしまった部分には被せ物や入れ歯、インプラント等、何らかの処置をすることでさらに悪化することを防ぐこともできます。
ですが、その処置についてもそれぞれメリット、デメリットがあります。一番他の歯に負担をかけないのはインプラント治療です。保険適応外のため、費用は入れ歯やブリッジなどに比べると高額にはなってしまいますが、他の歯への影響は全くないため長く、健康に過ごせる治療として当院ではオススメしています。
歯を失ってしまった方、是非一度ご相談下さい!
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