こんにちは!
先日、唇にできる白いできものについてお話させていただきました。今回は赤いできものについてお話します。
唇にできるできもののうち、白いものには口内炎、パピローマウィルス、口唇ガンがあげられます。変わって赤いできものは違う疾患となります。
まず一つは口唇ヘルペスです。口唇ヘルペスは、日本人の10人に1人が発症経験やあるといわれている、比較的知名度のあるできものです。これはヘルペスウィルスに感染することで発症します。
ヘルペスウィルス自体は日頃から身近にあるため、免疫力が高ければ発症することはありませんが、体調不良やストレスなどにより免疫力がダウンしていると発症しやすくなります。
唇周辺に赤い水ぶくれのようなものができ、かゆみや痛みがあります。
次に口唇炎です。これは皮膚の炎症によるもので、唇の周辺に湿疹などができます。赤くはれ上がったような感じになり、患部を触ると痛みがあります。刺激物をよく摂取する人や体調不良の人等に起こりやすいです。
子供が発症するケースが多く、中でも唇の周りを舌舐めずりする癖があると起こりやすいという特長があります。
自然治癒することが多いですが、なかなか症状がおさまらないというのであればまずは原因を特定し、触れないようにしましょう。
唇自体にできるだけでなく、唇の両端に起こる炎症を口角炎といいます。ひび割れのような状態になり、ひどい場合は出血する場合もあります。口が裂けたような感覚になり、食事が億劫になるという方も少なくありません。原因はストレスや疲労によるものがほとんどなため、まずは規則正しい生活を心がけることが治療への第一歩となります。
口角炎でできたかさぶたははがしてしまうと再発してしまうので、はがさずそのまま様子をみるようにしましょう。
このように白いできものと赤いできものでそれぞれ違った病気を患っていることがわかります。ある程度自身で判断を付けることは改善する部分を知ることもできます。しかし、歯科や皮膚科での診察を受けたうえで適切な処置が必要となる場合もあるので、自己判断は参考程度にしてしっかりと治療するようにしましょう。
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