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インプラントにはそれぞれ長さがあります。短いものから長いものまでそれぞれあり、埋入する場所や角度など骨の状態によって使い分ける必要があります。
インプラントの手術をする際、骨の状態をCT画像をもとに診断し、事前にシミュレーションをします。このとき、骨の幅や神経、上顎洞までの距離を計測し理想的な角度で埋入するように診断します。インプラント自体は長いものの方が安定があります。
これは地面に杭を刺すとき、深く刺すか浅く刺すかによって安定感が変わるのと同じです。深く刺さった杭はしっかりと刺さっている場合はあまり動くことなく固定がされている状態となります。しかし、浅く刺さっている場合、力のかけ方次第で杭は抜けてしまう事になります。これはインプラントも同じことが言えます。
長いインプラント体は骨との固定をしっかりとさせることができるので、初期固定が強くなります。しかし、考えもなしに長いインプラントを入れることは医療事故にも繋がります。下顎にインプラントを埋入する場合、下顎にとおっている下顎管と呼ばれる神経血管の管があります。もし長いインプラントを埋入しようと、長いドリルで穴を空けてしまうと、この神経を傷つけてしまい、大量出血などにより最悪の場合は死に至るケースもあります。
かといって短いインプラントを埋入することは、上部構造の形や力の掛かり具合を考えないといけません。変な角度で力がかかってしまうとインプラントに負担がかかってしまい最悪の場合は抜けてしまうということもあります。
このようにインプラント体は骨の状態や形状などによって理想的な長さのものを選択しインプラントを埋入します。事前のカウンセリングで自身の骨の状態をドクターと一緒に見て、自身も理解した上で手術を受けましょう。
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