こんにちは！
みなさんはガイドインプラントという言葉を聞いたことはありませんか？インプラント治療を考えている方で調べたことがあるという方もいらっしゃると思います。今回はガイドインプラントについてお話します。
ガイドインプラントとは、マウスピースを用いてインプラントを埋入する位置を定めて置き、その部分にあらかじめ設定しておいたドリルを使用しインプラントを埋入する穴を作るといった手術方法です。
この方法の一番のメリットはガイドがあることで、手術時に迷うことがないことです。これは事前にCTで撮影されたデータを3D画像にし、PC上でインプラントの長さや手術方法をあらかじめシミュレーションすることで、手術時に決められたドリルを決められた深さまで使用することでインプラント埋入の穴を形成し、インプラント埋入を行うことができます。
また作成した3Dデータを技工所に送ることで、インプラントにあった上部構造を作成できるため、スムーズに歯を作成することができます。
ガイドがあることで、手術前に粘膜を剥離せず、フラップレスで手術をすることも可能です。こうすることで患者さんの負担を少しでも減らすことができるのがガイドによるインプラント手術法の大きなメリットです。
しかし、ガイドシステムによるインプラント手術は、すべてをガイドに頼ることになってしまいます。もし万が一ガイドのはめ方がずれていたり、診断、シミュレーションを誤っていた場合、大きな医療事故にもつながってしまいます。ガイドにすべて頼るのではなく、緊急時に対処できる経験豊富なドクターに手術を行ってもらうことが、安心してインプラントを任せられるのではないかと考えます。
当院ではガイドシステムは取り扱っておりません。手の感触と長年の経験を活かし、大口式インプラント手術法によるインプラント埋入手術を行っています。骨が細い、やせている場合はガイドシステムを用いた手術法は行うことができません。大口式はそういった他の手術法では不可能と判断されたケースでも手術を可能とした手術法です。
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