こんにちは!
みなさんはやけどをしたことがありますか?熱いものを触ったり、日焼けなんかもやけどの一部です。転倒したりすべることで起こる摩擦によるやけども経験がある方は多いと思いますが、この摩擦によるやけどはインプラント治療においても同様のことが起きるのです。
インプラント治療は骨をドリルで削る手術方法です。そのため、ドリルと骨の間には摩擦熱が生じます。骨は42度くらいでやけどをしてしまいます。しかし、回転しているドリルはそれ以上の温度になってしまうため、やけどを負う確率が非常に高いのです。この摩擦熱は回転物であるドリルを使用している以上避けられません。そこで、ドリルを使用する際にはドリルを使用している部分に水をかけて熱を冷やしながらドリルを使用しているのです。
摩擦熱によるやけどは外側だけではありません。ドリルで骨を削っている表側は水をかけているので冷却されます。ですが、削っている内部まで水は入り込むことができないため、どうしてもやけどを負ってしまい、骨の組織は破壊されてしまうのです。
こういった骨へのダメージを受けることで、骨とインプラントの生着がうまくいかない原因となることが多いです。そこで開発されたのが、大口式インプラント法です。
大口式はドリルを使用しない術式です。使用するのは数種類の針で、小さい穴をあけたらその穴を徐々に広げていく手術方法です。手技で行う術式のため、やけどするほどの摩擦熱は発生せず、骨へのダメージが少ないため骨との生着率も高いことが特徴です。
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