こんにちは!
インプラント治療は外科治療であり、手術が必要となる治療法です。そのおおまかな流れをご説明します。
インプラント治療を進めるにあたりもっとも重要となるのが骨の診察です。これは通常のレントゲン撮影(パノラマ)では正確に診断することはできません。パノラマ撮影による診断は骨の縦方向の長さと周りの骨の状況が判断できます。しかし骨の横方向の長さは診断ができないため、別のレントゲン撮影が必要となります。それがCT撮影です。
CT撮影をすることであごの骨を立体で診断することができ、骨の厚みや神経までの距離などを正確に診断することができます。この撮影データを分析したうえで治療計画を立てていきます。
インプラント埋入部位に問題がない場合はオペへとすすみます。
オペの際は麻酔をかけます。これは全身麻酔などではなく局所的な麻酔となるため意識がある状態での手術となります。局所麻酔後は歯茎を切り、骨を露出させる剥離を行います。
ここで初めて肉眼で骨の状態を見ることができます。ほとんどの場合CT撮影の状態と変わらないため、埋入位置の再確認を行った後手術となります。ドリルを使用して穴をあけていくのですが、振動や音が聞こえてきます。患者さんに意識していただきたいのが口をあけていただくことのみです。どうしても長時間あけていると自然と口が閉じてきてしまうので、意識して大きな口をあけていただくようご協力をお願いします。
インプラントを入れることができる大きさまで穴をあけたら、インプラント体を入れて埋入完了です。その後は剥離した歯茎を縫合し、骨とインプラント体がしっかりと生着するまでまちます。
以上がインプラント手術の手順となります。ドリルによるインプラント手術は音や振動が聞こえてくるので、恐怖を感じるという方も大勢いらっしゃいます。そういったストレスを軽減させ、ドリルによる事故を防ぐために大口式インプラント法は開発されました。大口式は骨をドリルで削らない唯一の術式です。
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