こんにちは!
今回は子供の歯ぎしりについてお話します。歯ぎしりは場合によって歯やあごに大きな影響を与えてしまいます。しかし、子供のうちの歯ぎしりはほとんどの場合が問題ありません。
歯ぎしりは歯が生え始めた幼児の頃から見られます。小さい乳歯が生えてきてすぐなのに、がりがりとすごい音を立てて歯ぎしりをするので、心配になって歯医者へ相談に行くお母さんはとても多いようです。
実際、10歳までの子供は歯ぎしりが多く、40%は歯ぎしりをすると言われています。これは歯が生えてきたことによる自然な行動なのです。
生まれたての赤ちゃんには歯がありません。はじめは「吸う」という動きをしますが、徐々に上下左右の動きが組み合わせれて「噛む」という動きをします。噛む動作と歯が生えたことによって、下顎と頭蓋骨の安定した位置を探すために歯ぎしりをすると言われています。
さらに成長すると、顎が成長するので乳歯に隙間が開いてきます。歯の位置が変わることで噛み合わせのバランスが変わるので歯ぎしりをして調節しているようです。永久歯への生えかわりによっても歯ぎしりをするので、長い期間、子供は歯ぎしりをするということになります。
歯ぎしりはいまだにメカニズムが解明されていないため、不明な点が多いと言われています。しかし、子供から大人へと成長するために起きる自然な現象と考えられています。
ですが、全ての歯ぎしりが問題ないわけではありません。子供も大人と同じでストレスを感じるようになると寝ている時に歯ぎしりをしてしまいます。そのため、自然な歯ぎしりなのか、ストレスによって行っている歯ぎしりなのか判別がとても付きにくいのです。
子供の歯ぎしりは成長とともに自然と治っていきます。それでも、長期間歯ぎしりをしている場合には、歯科医へ相談へ行きマウスピースを試してみるのも良いでしょう。永久歯が生えてきても長期間歯ぎしりをするようであれば、歯のすり減りにより、神経に影響を与えてしまう可能性もあります。混合歯列期は判別が難しいときでもありますので、むし歯や抜歯などで歯科へ行くときに相談することをオススメします。
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