昨日、大口式インプラントについての講演会で講師を務めてまいりました。
前回の大阪でのアドバンスコースに引き続き大口式インプラントに関する研修会で、今回は大口式インプラントの基礎についての講演です。
東京駅近くのアクセス良好な会議場でしたので関東はじめ、岩手県、福岡県、沖縄県の先生にもご参加いただき、終了時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、大いに盛り上がった研修会となりました。
今回もインプラントドンティックスの新概念、狭窄骨拡大法、既存骨温存法について多くの先生に習得していただく機会となりました。
インプラントドンティックスの新概念とは
インプラントドンティックスとはインプラント治療、治療学ということです。
既存のインプラント治療では骨にインプラント(人工歯根)を植立するための孔を形成する方法としてドリルによる骨の切削が基本です。木材にドリルで孔を作る方法と同じです。
大口式インプラントは最初に0.5mmほどの小さな孔を設けて孔を拡げてインプラントを植立します。木材にキリで孔を作る方法に似ています。
インプラントが導入された30年程前にドリルを使わず、骨を削らずにインプラント治療を行うという発想はありませんでしたので”新概念”と呼ばれたり、パラダイムシフトを呼ばれています。
デモンストレーションを行っている画像(上)です。
実習は豚の骨を使って行います。最初にマイクロイニシャルバーで0.5mmの孔を作ります。
次に画像の右に移っている専用器具で孔を拡げてインプラントを植立します。
実習では正しい器具の使い方、手術の方法を習得していただくために個別に指導も行います。
多くの歯科医師に大口式インプラントを習得していただくことで日本全国の患者さんに骨を削らないインプラントを受けていただけることを望んでいます。
しっかりと学びたい方には名古屋駅前院まで患者さんとお越しいただいて私の手術のアシスタントをしていただくことも可能です。
東海三県内であれば出張オペ、依頼オペも行っていますので、インプラントの難しい症例でお困りの先生、インプラントを受けたいが躊躇している患者さんは主治の方にご相談ください。
9月と12月にも東京で研修会を行います。
12月はアメリカで行われる学会(2020年3月)に参加される歯科医師を対象にした前哨戦です。
今年は講演機会の多い年となりました。
また次回もご報告させていただきます。
昨日ご参加された皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとう。