ご無沙汰しております。ハワイ講演の準備(英訳など)で11月はブログをお休みして失礼いたしました。
ハワイで行われる学会IDIA(国際デンタルインプラント学会)には認定医、専門医取得のために各国のインプラントジスト(インプラント医)が集結するそうです。
その日本支部であるJIDIA(ジャパン国際デンタルインプラント学会)において、12月22日(日)に開催されるJIDIA 推薦認定医・学術講演会で講演をいたします。
デンタルインプラントとは
インプラントというと歯科治療というイメージがありますが、正しい表現はデンタルインプラントです。
それほど日本の歯科治療として普及したという事かもしれません。
12月22日は東京での開催ですので日本語での講演ですが、3月のハワイでの学術大会は英語での講演です。したがって、このあたりの表現も正確さが求められます。
IDIA(国際デンタルインプラント学会)とは
アランガーグ博士が設立した学会です。
ハワイで初めてお会いするのですが、論文や再生医療に関する書籍(多血小板血漿の口腔への応用)を数年前に購入して勉強させていただいていました。その方の学会に招聘されたことにびっくりしましたが、日本発のインプラント手術法について各国の方にしっかりと伝えたいと思います。
こちらの学会のコンセプトをうかがったところ、頭でっかちな歯科医師ではなく知識も技術の両方を兼ね備えた本物のインプラントジストを要請する学会だそうです。学術大会は通常、講演、座学のみですが、実習もカリキュラムに組みこまれています。大会期間中の3日間は終始、研修の予定表をいただきました。
私の講演は2日目です。
裏表紙の下段のお写真がガーグ博士です。来年3月にお会いできるのが今から楽しみです。
この書籍には骨造成のためのテクニックとしてPRPを活用する方法が紹介されています。骨造成とは細い骨、骨の高さが少ない部分に骨を足して太くするという方法です。ざっくりとした表現が許されるならば、切った貼ったのカーペンター的な発想です。カーペンターとは大工です。
大口式は細い骨を拡げる方法で宮大工的な発想です。私の講演を聞かれた日本の歯科医師の方は、日本人的な発想と言わます。
諸外国の歯科医師の方に宮大工的な発想で行うデンタルインプラントについて講演することに今からワクワクしています。
最後に
超高齢化社会に突入した日本がこれから目指すのは海外への文化の発信とそれによるインバウンドの獲得と言われます。アニメや歴史的な建造物、美しい自然を求めて海外の方に日本を知っていただいています。
私は骨を削らないインプラント治療を諸外国の方に紹介する機会を与えられました。
3月に向けて頑張る所存です。