大口式オンラインセミナーを開催いたしました。|インプラントなら岐阜の大口弘歯科クリニックへ

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歯科最前線情報ブログ

大口式オンラインセミナーを開催いたしました。

大口式インプラントベーシックコースを大阪で開催いたしました。
今回は、新型コロナウイルス感染者増の影響を受けて会場の密な状態を解消するため、会場で参加される方とオンラインで参加される方の二手に分かれていただいて開催いたしました。

初めての緊急事態宣言発令後、研修会の開催は控えていました。
それは、我々医療現場の人間が新型コロナウイルスに感染することで一時でも診療所を閉鎖することになると定期的に通院してくださる患者さんに迷惑をかかることや、急患要請にお応えできないことで痛みを我慢していただくような状況にはできないと判断した結果です。
しかし、インプラント治療を希望される患者さんは多く、難しい症例でお困りの歯科医師の方がみえるのも現実です。そこで、感染を最大限抑制しながら皆さんのご要望にお応えする方法として、会場参加人数を制限して実習を希望されない方はオンライン受講に切替えていただきました。

緊急事態宣言が発令された4月中旬から綿密に計画しシミュレーションを行った結果、非常にスムーズに、なおかつ、オンラインのメリットも感じましたのでご報告したいと思います。

 

会場と会場外を結ぶ方法とは

今はやりのZoomを使用しました。ご存知の方も多いと思いますが、ネット環境さえ整っていれば会場(今回は大阪)と北海道、沖縄、それこそ世界の歯科医師と繋がることができます。今回も北海道の先生がオンラインで参加されましたが、前日飛行機に搭乗して宿泊する必要もなく翌日の診療にも支障をきたすこともないでしょう。大阪で発した私も声も遅延することなく届けられます。
この画像は会場の管理画面越しに撮影した講演シーンです。

 

 

 

 

 

 

 

手前のモニターに映し出されている画像(管理用ノートパソコン)がオンライン受講されている方が観られる画面と同じです。その奥にピントが合っていませんがマイクに向かって話しているのが講演中の私です。上顎の臼歯部に骨が無い症例に行なったソケットリフトの解説シーンです。(画像はCT画像)
ビデオカメラで撮影した動画データと音声データを変換してパソコン画面に投影しています。タイムラグは一切ありません。
1963年11月23日のアメリカから日本への初めての衛星放送(ちょっと残念な大統領に関するニュースでした)から60年の立っていないのに素人の我々がこんなに簡単に出来るのかとやや感動した一日でした。

実習シーンはこんな感じ

歯科の研修会には実習が伴うことが多々あります。大口式ベーシックコースでも豚骨を使用して実習を行います。講義はオンラインでも十分なのですが、実習をどのように伝えるかについて少々苦心しました。
さんざん悩んだ挙句、好感度のビデオカメラを導入して、出来るだけ近接して撮影して、会場とオンラインのどちらの方にも画面で確認していただくことにしました。それがこの画像です。

豚骨を使用した実技のデモンストレーションをビデオカメラで撮影してオンライン配信と会場配信を同時に行いました。
会場の方は左隅のパソコンモニターでデモンストレーションを視聴します。オンラインの方もこのモニターで放映されているシーンをそのまま視聴できます。通常は講師を取り囲んで実習を見学するのですが、他者の頭で観たい部分が隠れたり、手元がはっきり観えないなど、立ち位置によっては残念なこともあります。それがこのようにビデオカメラで撮影したシーンをライブでモニター越しに観ることができるので参加者全員が同じ条件でデモンストレーションを見学することができるのです。

新型コロナウイルス禍が我々から奪ったものも多いと思いますが、新たなきっかけや気づきを与えてくれたのも事実です。
しばらく辛い日々が続くとは思いますが、新たなことにチャレンジして新しい時代を迎える気概をもって頑張ってみようと思った一日でした。

会場にお越しになられた皆さん、オンライン受講をされた皆さん、本当にお疲れ様でした。また、次回も有意義な研修会を企画いたしますのでよろしくお願いいたします。

大口 弘先生

大口式インプラント法開発者で大口弘歯科クリニックの院長大口弘です。 インプラント施術者として、30年あまりの経験から、大口式インプラント法を開発。手術での事故を起こしてしまった先生からの相談をされることも多くなっています。 現在、大口式インプラント法の普及に努め、インプラントでの事故の防止を支援しています。

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