毎週木曜日に配信しているYouTube動画を公開いたしました。今回は木製義歯からアクリル樹脂義歯へとつながる入れ歯の話です。木製義歯も江戸時代になると入歯師と呼ばれる職人が美術品かと思えるようなレベルのものを提供していることに日本人の手先の器用さを感じます。ただし、現在の健康保険の制限のなかで作られる義歯も素材が樹脂に変わっただけで形も技法もそれほど変わっていないという事実をみなさんはどのように思われるでしょうか。現代の歯科医師と歯科技工士が創意工夫して作り出す義歯が500年間変わっていないことに疑問を感じて今回の動画を制作いたしました。