YouTube動画を公開いたしました。今回も知恵袋で発見した「なぜ日本人は銀歯にするの」に対する補足解説です。G7に所属する先進諸国では銀歯は大変珍しい治療になります。銀歯とはいっても銀だけで出来ているのではなく金、パラジウム、銀、銅などの合金です。日本の場合は健康保険で認められている銀歯の組成は、1グラムに対して金が12%、パラジウムが20%、銀が52%、銅が15%、残りその他の金属です。EU諸国ではパラジウムは有害金属として口腔内に使用することが禁止されています。そのため、銀歯を入れることはほとんどなくなりました。また、ドイツのように、治療に保険は適用されても被せ物には保険が適用されない国、アメリカのようにそもそも健康保険制度が無い国(貧困層向け保険制度あり)では、せっかく治療するのに自然観が全くない金属冠は好まれず、セラミックスやジルコニアなどの白い歯を選ぶ方が多いと聞いています。日本で銀歯が多いのは被せ物にも健康保険で認められているため、取り合えず保険で、イコール銀歯となるわけです。
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