こんにちは!
みなさんはすべての歯が生えてきていますか?なかには生まれつき歯が生えてこない場合もあります。
人間は母親のおなかの中にいる間に目や口、心臓、手足など、さまざまな器官が作られていきます。それらと同じように歯となる成分が作られています。そして生まれたから数か月したとき、歯のもととなる歯胚は成長し歯となって歯茎から萌出します。そして乳歯の下には同じように永久歯の歯胚があり、成長とともに乳歯を押し出し永久歯が生えてくるのです。
この歯胚は通常誰しも作られているのですが、何らかの原因で歯胚が作られない、あるいは歯胚が作られすぎるということが稀に起こります。
歯胚が作られていない場合、その部分には歯が生えてきません。これを先天性欠如歯といい、歯がまったく生えてこないものです。歯茎の中に埋まっている状態の歯は、レントゲン撮影をすることで確認することができるので、お子さんが心配という方は、一度検査をしてみるのもよいでしょう。
また逆に通常は片側親知らずを含めず7本、上下左右の合わせて28本の歯が生えてくるところ、親知らずを含めた4本とは他に、9本目の歯が生えてくることがあります。これを過剰歯といい、余分な歯として生えてきてしまいます。
過剰歯の多くは未熟な歯であるため、通常使用には使えない形状であったり、生えてくる場所がないために無理やり生えてくることもある歯です。これもレントゲン撮影で診察することができるので、永久歯が生えてくるころに検査も兼ねて診察してもらいましょう。
歯が生えていない部分は治療をして歯を入れて使う必要があります。治療法としては入れ歯やブリッジ、そしてインプラントといった治療法があります。年齢や状況、費用などによって考えは様々ですので、その都度相談して治療計画を立てていきましょう。
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