こんにちは!
インプラントとは、骨の中に金属の人工歯根を入れることをいいます。骨と金属が結合することでしっかりとくっつき自分の歯のように扱うことができます。
骨とインプラントはどうしてくっつくのか、気にしたことはありますか?これにはインプラント体の素材が関係しているのです。
インプラント体はチタン製のものが使われています。チタンは人体に異物として認識されません。そのためインプラント体の細部まで骨が入り込んでいきしっかりとくっつくのです。
インプラントが生まれた時、それは偶然によるものでした。
もともとスウェーデンの学者であるブローネマルク教授が、微細血流の研究のために、ウサギの骨にチタン製の器具を埋め込んだ実験をしていました。その研究を終えて、埋め込んだ器具を取り外そうとした時に、骨と器具の結合を発見したのです。
この現象についてブローネマルク教授が研究を進める中で、生活を営む骨とチタンの結合状態を「オッセオインテグレーション」と名付けたのです。
研究をする中でチタンは身体に対して有害な作用を及ぼしにくい特性であることも分かりました。
その後、実際に人間へのチタン製金属の使用を研究し、現在でも使用されているスクリュータイプのインプラント体が生まれました。最初にブローネマルク教授が埋入したインプラントは41年間、患者さんがお亡くなりになるまで口の中で機能し続けたそうです。
こうした偶然から始まり、インプラントは生まれました。チタンが骨との相性がよく、身体に対して害がないというのもこの研究からわかったのです。
当院で使用されているインプラント体もチタン製のものを使用しています。また、大口式はドリル式と違い、骨の伸縮という特性を利用しインプラントを埋入するため、埋入後の骨との結合もドリル式に比べ強いものとなります。
インプラントを悩んでいる方は、一度当院へご相談下さい。
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