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ノンクラスプデンチャーも材料によっては修理もリベースも可能です

Yahoo!知恵袋の書き込みに、「ノンクラスプデンチャーは修理ができない」という内容のコメントがありました。これは正しいようで正しくない情報です。正確には、材料によっては修理もリベースも出来るものがあり、それを導入しているかいないかです。ノンクラスプデンチャーはバネがない部分入れ歯というイメージを与えますが、ピンクの樹脂によるバネがあります。ピンクの樹脂は入れ歯の「床」の部分と同じ材料を使用し、床とバネは一体化しています。そのため、口腔に装着した時に歯にひっかけたバネが歯ぐきと調和するためバネがないようにみえます。バネのことは専門用語でクラスプと言い、クラスプが無いように見えることから”ノン”クラスプデンチャーと呼ばれています。

バネには弾性が必要です。逆に床には弾性は不要です。なぜなら噛む力をしっかりと受け止める強靭さが必要だからです。ノンクラスプデンチャーはバネと床が同じ材料で作られているため相反する特性の程よいバランスで成り立っています。程よいバランスと聞けば良いことのように思いますが、機能としては”そこそこ”というのが現実です。

詳しくはYouTube動画でご確認いただけます。

大口 弘先生

大口式インプラント法開発者で大口弘歯科クリニックの院長大口弘です。 インプラント施術者として、30年あまりの経験から、大口式インプラント法を開発。手術での事故を起こしてしまった先生からの相談をされることも多くなっています。 現在、大口式インプラント法の普及に努め、インプラントでの事故の防止を支援しています。

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