こんにちは!
骨髄炎という病気を知っていますか?
骨の組織に、細菌などの微生物が感染して炎症してしまう病気です。
これは、骨折などで骨に直接細菌が入ったり、血液や隣接する組織を介して感染します。
実はこの骨髄炎、口にも出来るんです。
口にできる骨髄炎を「顎骨骨髄炎」といいます。
顎の骨にも骨髄があり、むし歯や歯周病菌によって化膿、炎症を起こすことで起こります。特に強い痛みになりやすいのは、急性の顎骨骨髄炎で、主に感染が下顎におきた場合に見られます。
普通、顎の骨は歯ぐきや筋肉などに覆われているため、いきなり細菌に感染して化膿することはありません。ですが、歯は根の奥が骨に繋がっているので、歯の表面から感染してしまうこともあります。
症状としては、
強い痛みが起きる。
数本同時に痛みが起こる。
数本同時に歯がぐらつく。
歯ぐきが腫れて膿が出る。
熱がでる。
普段から強い歯ぎしりがある場合には、急に顎骨骨髄炎を引き起こすケースが時々あるんです。
この顎骨骨髄炎は、口内細菌によって、う蝕、むし歯から歯髄炎になり、それらの治療後の歯が再び悪くなることで起こるケースが最も多く見られます。
他には、顎の骨折などの外傷により二次感染によっても起こります。
その部分だけが原因ではなく、糖尿病などの全身疾患、栄養障害、免疫力の低下や代謝障害が関わっているとも考えられています。
顎骨骨髄炎にならないためにも、日ごろの口の中のケアをしっかりとすることが大切です。
ブラッシングをしっかりとし、すでにあるむし歯などは早めに治療することで、顎骨骨髄炎になる可能性は低くなります。
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